2026/07/10 17:26

こんにちは、スロースオーナーの清水です。

突然ですが、

「過去の悲劇や過ちを、社会はどう乗り越えるべきか?」

もしあなたが国のリーダーなら、どうするでしょうか。

「水に流して未来を見よう」と言うか、それとも「徹底的に真相を明るみにしよう」と言うか、非常に難しい問題ですね。


先日、台湾映画『霧のごとく A FOGGY TALE(原題:大曚)』を映画館に観に行きました。

とてもいい映画 でした!!!

今年は台湾映画豊作の年かも。

激しくおすすめ!なんですが、台湾の歴史について予備知識がないとちょっと理解しにくい部分もあるかもな、という映画です。




この映画を一言で説明すると、かつて台湾で起きた歴史の闇に翻弄される人々を描いたヒューマンドラマ。

「台湾の歴史はよく知らない」という方でも、誰もが深く考えさせられる「移行期正義(Transitional Justice)」というテーマが描かれています。

(↑↑↑ 理解の助けになるので、劇場に行かれる方はパンフレット購入をおすすめします)



この「移行期正義」という言葉、聞き馴染みのない方も多いかもしれません。

それもそのはず、日本の歴史の教科書にはほとんど載ってない言葉なのだとか。

移行期正義とは一言でいうと、「かつて国が犯した重大な人権侵害などの過ちを正し、犠牲者を救済して、社会の和解を目指す」という世界的な取り組みのことです。

映画の舞台である台湾には、かつて政府が市民を厳しく弾圧した暗い時代がありました。

作品では、その時代に傷ついた人や、弾圧する側だった人など、さまざまな視点から「消せない過去」が映し出されます。


「もう昔のことだから忘れて前を向こう」というのは、一見正しいように思えます。

しかし、真相が隠されたまま「なかったこと」にされるのは、被害者や遺族にとってはあまりにも残酷なことです。

タイトルの通り、深い霧に包まれてしまった真実をどう見つけ出すのか、この映画は私たちに問いかけてきます。



「移行期正義」は、世界中で今も議論されている重要なテーマ。

この言葉を知るだけでも、ニュースや世界を見る目が少しだけ変わる気がしました。