2026/06/23 20:53
喫茶スロース オーナーの清水です。
先日Amazon Primeで、Led ZeppelinのJimmy Pageを 30年以上追い続けるギタリスト・ジミー桜井さんのドキュメンタリー映画『MR. JIMMY ミスター・ジミー レッドツェッペリンに全てを捧げた男』を観ました。
とてもいい映画でした!

ギター教室を生業とする身として、桜井さんの徹底的なこだわりに終始圧倒されっぱなしでした。
桜井さんは単なる「コピー」の枠を超え、ジミー・ペイジと「一体化する(=本人になる)」ことを目指しています。
劇中、特に私の胸を突いたのは**「1つの曲を理解すれば、それだけ彼の存在は遠くなる」**という桜井さんの言葉です。
普通なら曲を理解すればするほど、練習を重ねれば重ねるほどジミー・ペイジに近づくはず。
しかし、本気で本人と一体化しようと深淵に触れた桜井さんだからこそ、逆にペイジの偉大さと、埋まらないわずかなギャップが果てしなく遠く感じられたのでしょう。
この感覚には、一人の弾き手として深く共感し、震えるものがありました。
そんな桜井さんが、最後にはジョン・ボーナムの息子であるジェイソン・ボーナムのバンドに迎え入れられたのです。
人生を捧げた偏愛が、本物の「大逆転劇」を起こすラストは圧巻!
何かに狂うことの美しさと、音楽を極める道の果てしなさ。
全ギタリスト、いや、何かの表現に命をかけるすべての人に観てほしい傑作です。

