2020/04/16 16:46
はじめまして 自家焙煎珈琲 喫茶スロースです
喫茶スロースは海と山に囲まれたのどかな田舎町、愛知県蒲郡市にある小さなコーヒー屋です。店名のスロースとは動物のナマケモノ (sloth)のこと。「私たちのコーヒーを飲んでくださった方にのんびりリラックスしてもらいたい」という願いを込めて名付けました。本来、行動も性格ものんびりしている私たちにぴったりの名前でもあるのですが…実際は毎日朝から晩まで狭い店内を駆け回っては焙煎に追われる日々。これではまるで、ハタラキモノじゃないか。
スロースでは皆様により美味しいコーヒーを楽しんでいただけるよう日々努力していますが、一番こだわっているのが「豆の鮮度」です。焼きたてほやほやのコーヒー豆がお届けできるよう、お客様のオーダーに合わせてその都度焙煎するようにしています。「スロースのコーヒー豆は香りが強くてお湯をかけるとよく膨らむ」との声をいただきますが、これは豆が新鮮な証拠なんです。
新鮮なコーヒー豆を皆様にお届けできるのには理由があります。それは、比較的小型の焙煎機を使っているからなんです。小型ゆえ、大量生産には向きませんし、何度も焙煎しないと豆が追いつかないこともあります。しかし小規模で少量多品種を扱うスロースでは、小回りがきくことがメリットになります。売り切る分量だけをその都度少量焙煎できるので、常に新鮮な豆を回転させることができるのです。
創業当時、本当は大型焙煎機の導入を夢見ていましたが、お金がなかった私たち(今もないけど)に買える精一杯が3キロの小型焙煎機でした。貧しい起業が結果的に今のスロースの強みにつながっています。
まるで車輪の中を走り回るハムスターのように、今夜もしゃかりきに焙煎機を回しながらこれを書いています。そのうち店名が「喫茶ハムスター」に変わったりして。
喫茶スロース 清水邦浩